丹後七姫マラニック 平成16年10月10日〜11日
早く寝ると早く目が醒める。
3時半スタートだから2時半で十分。でも今1時。
七姫参加したのは、れんがの雰囲気がよかったのと
走って一晩宿に寝てまた次の日走るってどんなんかなあって思ったから。
昨日、半分しか走ってないから、どうもないね。早く寝たし、栄養いっぱいとったし。
アレレれ、雨が降っている。
スタートまでにやむのかな。
時間になってもやまない。
思いッきりジャジャ降りだあ。
カッパを着る。広い道は傘もOKよ。
そうなんだー。
懐中電燈は?
誰かがもってるから、いいんじゃない。
聞こえて来る声を拾って、その通りにする。
松の屋さんの用意してくれたお弁当、食べずにエイドカーへ。
雨の降りしきる暗闇の中、ずんずんと歩いて行くリュック背負ったグループ。
家の中から見てたら変だろなあ。
味土野 ガラシャ夫人の碑まで集団走行。
まあ、ここに来るまでの夜明けまでの恐かったこと。
すぐ側を流れる川の音はゴーゴー。
前後の人の電燈じゃ足元おぼつかない。
リュックから出そうと必死になった。
カッパは脱がなきゃいけない、傘は持っとかなきゃいけない。
リュックは下に降ろせない。
足を止めたら遅れてしまう。
付いて行かなきゃ、こんなところで前の人と離れるの絶対嫌〜
携帯、財布の入った小物入れ、落として慌てて拾う。
よく見ずしまいこんで前の人に続いたから、何かこぼれ落ちてないか気が気じゃない。
ここでまた何か落としてたら相当まずい、来年1年謹慎ものだ。
必死になって取り出した懐中電燈で足元照らすとホッとした。
それにしても、暗いって、真っ暗ってこんなに恐いんだ。
知り合いのブラインドランナーの方たちの顔が浮ぶ。
8:30 ガラシャの碑
ガラシャさん、玉子さん、こんなところに幽閉されてたんだ。
意志の強い人だよね。万分の1でも見習わなけりゃ。
万分の1なんてねぇ、ちょっと少な過ぎ。
出発する時、笹藪が腰あたりまである。もし要り様だったらと
靴かぶせ用のナイロン袋をもらう。
ハーフタイツの人はカッパも有りますよ。いたれりつくせリ。
初日、もらってない人はクマよけの鈴も。
クマをびっくりさせないように、鈴ならさなきゃね。
「藪コギ」何度も聞こえてくる。
そんなところを通るのか。。カーブを曲がりきる度、ここは藪コギかと楽しみに目を凝らす。
藪コギは芦田さんがある程度 きれいにしてくれていて、とうとう出てこなかった。
でも、泥コギの道は長かった。
後ろ足を上げると靴はそのまま泥の中に置いてけぼり。
靴置いてけぼりが何回あったことだろう。
グチャグチャで、もう気にする状態は通りこしてしまった。
ただ体ごと泥の中、なんてことにならないよう、それだけは気をつけた。
想像したら・・・・オオ、怖ッ
今年の鯖も萩も荒れ模様で流れてくる泥川の中を進む様だったと聞いている。
すごいねえ、みんな。
そんな中を100キロ、200キロ、300キロ。
いつかは2、3日通しの大会出てみたいと思ってたけど
無理やなあ、私には。
泥どろ道を抜け、広い舗装道へ。
下りだし、暑くないからか、今日は重たくない。昨日より元気。
9:30頃?小町公園。
カップのうどんをいただく。捨てるところがないからお汁もぜーンブ平らげてね。
公園よごしたらだめだもんね。
飲み干したらお腹いっぱいで弁当はいらない。
トイレで靴、靴下、足を洗う。歯ブラシで泥も落とす。
でも、エイドカーに積んでる靴には履き替えない。
また、泥の道があるかもしれないし、もうこれで慣れちゃったしー。
下りだーと気をよくして走っていると 待っててくれた車1台。
「磯砂山の頂上でおはぎ持ってまってるからね」
「はーい」
10:00 丹後大宮 ちょっとだけ離れてたけどまた3人一緒に。
ゴールを何時にと決めてる訳じゃない、ぜったいこれだけ走ると決めてる訳じゃない。
「磯砂山までは行くわ」
「うん、わかった」
こうして、その土地巡りそのものを楽しみたい。
気の合う仲間と一緒なら、なおさら楽しい。
上常吉エイド、
おいしそうなコロッケ。うーん、おいしい。
おお、牛乳。間1日あいただけなのに、久しく飲んでないような気がしてた。
おーいーしい。
「お弁当も食べます」
わざわざ宿のおばあちゃんが「悪くなったらあかんから、たいしたものできませんでしたが
朝食べてください、持って行ってください」そう挨拶されてたお弁当。
気になってしょうがない。
食べずに車の中に入れっぱなしじゃ、もったいない。
次の磯砂山にはおはぎが待っている。
ここで食べなきゃ。
まあ、開けてびっくり玉手箱。
こんなにたくさんの種類並べなくてもよかったのなあ、
お握りでよかったのになあ。
今日はなんだか調子がいい、遅いながらもルンルン気分。
次は1000段の階段、階段、磯砂山。
話しながら上ってて、ふと気がついた。
「もう、階段って始まってるのかなあ」
そういえば、さっきから、階段やねえ。
そうか、階段って頂上に行くまでの登り坂の階段やね。
勘違いというか、思い込みというか。
頂上付近にお寺みたいなのがあって、そこに行くのにしっかりした石の階段
そう、金毘羅さんみたいな階段をイメージしてた。
なんだか、得した気分。
そうか、始まってるんだ、ほら「頂上まで780段」看板出てきた。
「500」「250」
12:20 頂上だあ。山頂661m。生駒よりちょっと高いんだね。
「おはぎ、どうぞ」
「ありがとうございます」
「おはぎ、励みに登ってきました」
山を降りてからは2人。
一人はやさしいだんなさんが京都から車を走らせお迎えに。
いいなあ、お疲れさま。
さあ、残った2人はもうちょっと、行きましょか。
峰山から列車に乗ろう。
快調、快調。止って待ってもらわなくてもいい程度で付いて行く。
1時間に一本やからなあ。
駅に2時半過ぎに着いたけど、やっぱり列車は3時43分
まあ、いいか、もう走りモードは切れてるし、ゆっくりしよう。
大阪行きの電車はぎりぎりかもね。
お風呂入る時間ないかもね。
トイレで顔を洗い、ついでに体も濡れタオルで拭いたら、さっぱり爽快。
2駅ですぐ着くはずが
「上り列車待ち合わせのため10分の待ち合わせします」のアナウンス。
「有り得へん」
「なんぼでも有るの」
「えー、うそやん」
「何言ってんの、まだ短い方や」
育った場所の違いでこうなる。
10分15分の列車待ちで驚いてたら田舎ににゃ住めないよ。
4時10分程過ぎて木津温泉到着。
「ゴールはここから何分くらい?」
「10分くらいだったかなあ」
人の記憶なんてええかげなもの、
もちろん、人任せで自分で地図見ない私もええかげん。
少々焦りながら、どうにかこうにかゴールにたどり着く。
16:40 夕日ヶ浦
ゴールテープを切らせてもらう。
車の2人もテープのお手伝いしてる
「ただいま〜」
予定の列車はもう間に合わない。
思案してるともう一人大阪まで帰る人が。
これとこれとこう乗り継げば、大阪着8時半頃、
なーるほど。
ありがとうございます。
それならとお風呂で汗を流し、お刺身一口頂いて、
さようならの御挨拶。
「もしかしたら、しばらく遠出できないかもしれません。でも、またいつか来たいんで
その時はよろしくお願いします」
毎年、来年は行けないかもといいながら、やっぱりどうにかこうにか都合つけてはいるけれど。
来た時10分どころか30分かかった木津温泉駅まで、車で送ってもらう。
まあ、この2日間、何回車に乗せてもらったことだろう。
何といっぱい食べたことだろう。
何といっぱい歩いたことだろう。
終ってしまった。
普段の生活に戻る列車に乗る。
喧騒の大阪に列車は向かって行く。
丹後七姫マラニック
終ってみると夢のよう
芦田さん、スタッフの皆さん,エイド出してくださった皆さん
参加されてた皆さん、
2日間ありがとうございました。
ワープも楽しいけれど
レンガも七姫も一回はコース全部、走ってゴールしたいな。
追伸、
落とした財布は1週間近く過ぎてから丸ごと戻ってきました。
これまた、夢のよう。
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