2001歴史街道丹後100kmウルトラマラソン(2)
16日 いよいよ
朝、目覚めると霧が出ている。小雨がまだ降っている。
弱気の私は「雨やまなかったら 走るのやめるね」
すると だんなが「参加料5000円くらいか?」
ちょっと口篭もりながら 私、「10000円…」
ダンナ「ええっ、そら、出なあかん。ここまで来て雨ぐらいで棄権したらあかん」
「ウルトラやったら出なあかん。そしたら100キロやったらいくらぐらいするんやあ」
「15000円やったかなあ」
「!!!」
朝はパンを食べ、7時半には出発。
でも、管理人さんはまだみたいだ。「このままだと泊まり逃げに思われるよ」と私。
「しゃあない、はよ出な、遅れたらどうするん。
100キロはもう走ってるんやから道混むかもしれへんからな」
お金をおいていってもいいけど万が一という事もある。
救急病院の連絡先と一緒に管理人さんの携帯番号が書いてある。
まだ 早いから 8時過ぎたら連絡しよう。
30分間、「あれ管理人さんと違う?」と車とすれ違う度に冗談を言いながら目的地に。
もういい時間だね、と電話を入れる。
「お世話になりました。かえで棟宿泊の古川です。すいません。マラソンに出るもんで
もう、宿でてるんですよ。また、後から残りは送らせてもらっていいですか?」
「マラソンにー。そうですか。はい、また。送って下さい。」
網野辺りで100キロの人たちとすれ違う。
すごい、すごい。がんばれー。
会場到着。家族は天の橋立、それから伊根の船屋に。
着替すませサービスのテーピングをしてもらう。おっ、あれはふきこさん。
知ってる顔を見るとなんだか心強い。
まきさん、リョウジ君、くーさん、初めての顔合わせのAMEKENさん、よろしく!!
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| ふきこさん、AMEKENさん、くーさん、MAKIさん、りょうじくん |
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さて、いよいよ、出発、いや、スタート。
雨は上がっている。服装は?走快のランシャツか、当たったエネルゲンの半袖Tシャツか。
よし、Tシャツにしよう。
持ち物はメモ帳とカメラと携帯、それと1000円。
1000円は要らないと思ったがダンナがどうしても持てというから。
まさかタクシー拾うわけじゃあるまいし、ましてや飴なんぞ絶対買わない。
走り出してすぐは 暑かった。ランシャツでもよかったかな。
でも、天気は曇ったり雨降ったりTシャツでよかったと思う。
夕方 ゴール近くでまた雨になったときは寒かったから。

(スタート 直後)
スタートしてすぐはルンルンで走っていた。
久美浜湾の静かな入り江。わあ、いいなあと余裕。

それが一変したのは15キロ過ぎから始まる七竜峠。のぼりは頑張れた。
でも、下りが… 後醍醐マラソンで笠置の山を降りた時から下りがつらい。それでも、景色は楽しむ。
私の好きな海が見える。
あの入り江と全然違う、日本海のきびしい表情の海。
写真も何枚か撮ったが後半はそれどころじゃない。そんな余裕はなくなった。
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| 22、6キロ地点。うどんエイド(浅茂川漁港) おいしかったあ |
あのトミーズの雅さんもすぐ後について食べていた。お代わりしてた。
峠を降り切ったのがが25キロくらい。
さあ、それからの長い事長い事。
フルマラソンでもたいがいルンルンで走ってる。「タイムにこだわらずにその地を楽しもう。」
今日も同じ様に走ってるのに足が前に進まない。
30キロ。
なんで、こんなことしてるんだろう。
ハーフだったら、もう終わってるだ。
10000円出すんだったら他3つ出られたなあ。
完走できなくったって、スタートに立っただけでも意義あるよねえ。
どんどん、気持ちは途中リタイヤの口実探しに入っていく。
33、9キロ。
お握りとスープ。おいしい。
とりあえず、前にすすむ。
だるい。しんどい。膝痛い。歩いて走って、歩いて走って。
雨も降ったり、やんだり。
こんな大雨の中をレ−スでは走るのは初めてだけど、これは私の味方になってくれた。
走るとどうしても頭がのぼせてしまって熱が抜けない。
この雨はその頭を冷やしてくれた。この時期の雨は走るのには支障ないんだね。
35キロ、棄権するにしたって40キロまでは行かなくちゃ。
フルでも 関門にひっかかった事はあるけど自分からリタイヤはないんだから…
それにしても この悪い天気の中でも 沿道の応援の人が途切れる事がない。
「がんばって」と応援されると、せめてその人達の前だけでも走らなきゃと
必死で足を動かす。
私達は好きで走ってるんだから 雨だろうが 暑かろうが寒かろうがいいけれど
応援の人も同じ条件の中を待っててくれている。
ありがとう、どうもありがとう。
声が出せる時は声を出して余裕のないときは頭を下げて
ありがとうの私の気持ちを伝える。
久美浜町、網野町、弥栄町、丹後町、いままで全然馴染みのなかったこの町がとっても身近になった。
棄権したいけどバスを長く待つことになりそうだ。とりあえず進もう。
そんな気持ちで走っていたのに
40キロ。
あと5キロ、走ってみよう。
え、どうしたんだろう。膝の痛みが今消えている。よし、今のうちだ。
45キロ。
あと5キロ走ったら50キロじゃん。給水所のスタッフの「もう少しでお汁粉がありますよ」の声。
やったあ。そこまでは行くぞ。
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| 47,9キロ。 丹後町役場 お汁粉エイド 甘い。 おいしい。お代わりをする。 |
マッサージもしてくれている。足、それと肩が凝ってと…両方してもらう。
50キロくらいからまたゆるい登り。また膝に来始めた。
でも、もう棄権しようなんて気はさらさらなくなっている。あと、10キロだもん。制限さえくぐったら
這ってでもゴールしなきゃ。
10キロ前で連絡するといってたの娘の携帯に連絡を入れるが切れてしまった。
どこにいるのかなあ。
また、おおげんかになってないかなあ。
ン?メールが入ってる。でも、どうやって見るの?
機種変したばっかりで使い方をまだ把握してない。
5キロ前で電話をする。「あと、5キロ」
もう、この時はゴールの会場にいて1時間ぐらい待ってる状態だったらしい。
4キロ、3キロ。2キロ。
膝が痛い。
あと1キロ。
あと500メートル。
やったあ!!ゴールだ!
| 距離 | 通過時間 | ラップタイム |
| 0km | 10:00:00 | |
| 10km | 11:05:59 | 1時間 5分59秒 |
| 20Km | 12:14:05 | 1時間 8分 6秒 |
| 30Km | 13:32:33 | 1時間18分28秒 |
| 40km | 15:13:39 | 1時間41分 6秒 |
| 50km | 16:44:12 | 1時間30分33秒 |
| 60km | 17:58:32 | 1時間14分20秒 |